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初夏は緑にはじまる

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杉並区のその辺り

きみどりの羽を落して鳥帰る      摩耶子

望遠鏡鷹の巣構え遠かこみ       臣汰

塔屋

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杉並区

母と子と背中似てゐて冬ぬくし   摩耶子

小流れをつまづきながら花筏    臣汰

善福寺川春色

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杉並区

まんさくの花に伸びしろありにけり        摩耶子

金縷梅(まんさく)の花は春の季語。我が庭には紅金縷梅があります。線形の縮れた花弁が咲く
様子は「吹き戻し」にそっくりです。「吹き戻し」は、ほら、おもちゃ屋や縁日で売っている笛の先に
紙が巻いてあって、吹くとピユーという音とともにカメレオンの舌のように紙が伸びる笛のことです。
金縷梅の花の開く様を完結に「伸びしろ」と讃辞した秀作です。余計な字も足らぬ字もありません。

摩耶子さんは俳句結社に所属して巻頭を飾るほどの作家。句友であり文語や歴史的仮名遣いを
教えてくださる先生でもあります。折に触れ紹介させていただこうと思います。

伸びしろの少ない私でありますが、いづれ花開くだろうとの思いを込めて。
まだ咲かぬ桜の幹は滾れども          臣汰
   

下り坂

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杉並区

啓蟄の土まだ固しけんけんぱ

春光

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杉並区

保険などなにをいまさら花の雨

Appendix

プロフィール

Author:S.Y.Seasonword
よみうりカルチャー恵比寿で花城康雄先生のご指導で修業中。風景淡彩画というよりイラストだと言われることも。蒼花同人。俳号を臣汰と申しますが、まだまだ駆けだし。

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