Entries

マネキン

下北沢にてマネキンの一糸纏はぬ年の市まねきんのいつしまとわぬとしのいち・下北沢のリサイクルショップに三体のマネキンが売られておる。人形が裸で寒いわけではないが、店員も通りがかりもぬくぬくと着込んでいる。その対比でマネキンの裸が目立ち、またその肌の白さが寒々と映ったのであります。ゆるく鐘打ち夜回りの通りけりゆるくかねうちよまわりのとおりけり・年末特別警戒とでもいうのか暗くなると消防車が巡回する。この...

年の暮

杉並区寒菊や明けて棚引く茜雲 かんぎくやあけてたなびくあかねぐも庭に菊が残っておる。ひょろ長い茎が寒さにひるんでヨロヨロ。枯れる寸前であります。夜中に枯れたかもしれん。夜明けに庭に出てみると、おりしも東の雲の帯は茜色にそまっている。まもなく雲間に太陽が昇り、菊までも赤く染めるものだから、まだ生命力に満ちているように見える。これを17文字に省略するのだから、俳句になじまぬ人には理解が及ばない。そのう...

樹木優先

世田谷区代田橋付近スケッチ教室は寒さを理由に屋内。早めに出て、いくつかの駅をとばして歩きました。コートを脱ぎ、帽子も邪魔なほど気持ちの良い朝です。プラタナスも心地良げな裸。タブレット操作に夢中の男は、うろついている私にはついに気づかぬままでした。昔日を語りて倦まず寒蜆せきじつをかたりてうまずかんしじみ友人と旬の蜆を肴に一献傾けておる。 何度も話題にした若かりし頃の苦労や失敗、一足お先にと逝ってしま...

最後の黄葉

杉並区・善福寺川緑地これが今年最後の黄葉。なんだか下手くそで、雑な絵。イラスト程度のものだから、描く気になれば時間は十分に作れるのですが、このところだらけ気味です。老夫婦にはジングルベルも興味の外。何かやっていなければボケるだけなんですがね。顎までも浸し柚湯の心地かな           しの以下は俳句の説明です。あごまでもひたしゆずゆのここちかなあごひげもひたしゆずゆのここちかな、を分かりやすい...

木漏れ日

杉並区・善福寺川緑地蕪村忌の異人見上ぐる天井画        しのぶそんきのいじんみあぐるてんじょうが蕪村忌は画家で俳人の与謝蕪村の命日の事で12月25日、冬の季語であります。渋谷駅の井の頭線とJRを結ぶコンコースに岡本太郎の大壁画がある。それを数人の西洋人が驚いたように見上げておったところを俳句にしてみたのであります。...

焼芋橋

杉並区善福寺川橋にはれっきとした平凡な名前があります。焼芋橋などと下世話な名前は、私が勝手にそう呼んでいるだけです。時に焼芋屋がこの橋に陣取って商売をしますから。そうそう、この下流に風雅な名前の橋があります。御供米橋と書いて「おくまいばし」。いづれ俳句に詠みこんでみましょう。重ね着や天井低く地下の駅         しの...

公園はバーベキューの聖地

杉並区和田堀公園景色は冬に変わっても、暖かい日にはどっと繰り出してバーベキューが始まります。そのための設備の整った無料の広場。煙と匂いとざわめきと、ときに子供の甲高い声。さて我が家の昼餉はなんだろうか。黄落やかくも小さき辞書の文字       しの...

スカイツリーのある風景

台東区・三ノ輪付近左側になにか立っていないと構図面で疑問符が付くとわかっていながら横着しました。電柱を画こうか、人に歩いてもらおうか、スカイツリーを高くしようか、などど考えながら。絶版の値札見つむる寒さかな        しの...

赤いおべべ

台東区下谷あたり通りがかりに何気なくちらとのぞいた露地に変わった建物が。露地の突き当りの紅葉と、さらに奥のビルで面白そうだったので、さっと写真に収めておきました。近頃は何処へ行くにもカメラ持参です。三枚に下す手捌き十二月        しの...

桜紅葉

杉並区日本語は美しいですねえ。桜紅葉・柿紅葉・紅葉衣・紅葉酒・紅葉茶屋・紅葉の錦・・・などと感慨にふけっているうちに今年もあとわずか。沢山の煩悩を大事に抱えこんだまま年を越したいと思っています。昔日を語りて倦まず燗の酒          しの...

自然探索路

杉並区・和田堀公園    夏にブログにあげた俳句 木漏れ日や芥にまじる蟬の翅 というのがあります。(芥・あくた・ごみ)所属句誌の主宰は「もうすこしきれいな表現にしなさい」とあえなく落選。ところが、NHK通信講座コンテストで秀作。自慢たらしく? いやいや、入門コースだから選は甘い。今では「木漏れ日」なんて言葉は安っぽいと感じるようになり、通信講座などでは上達は望めないことを思い知りました。まるで厳し...

黄葉トンネル

杉並区・善福寺川緑地    F6俳句に詠む漢字には神経を使っているつもりですが、度々誤りを指摘されます。焼芋屋とやったら、ビシッと注意されました。芋はサトイモのことである。さつまいもは藷、ナガイモやジネンジョは薯。良く読めば私の歳時記にもそう書いてありました。しかしです、焼芋屋は冬の季語でイモは芋と書いてあるのです。混乱する脳みそですが、長いものには巻かれておこう。恥は掻くべしで、悔しい思いをして覚...

秋色とめどもなく

杉並区・和田堀公園付近     F6ここは何もないただの路ですが、何度も描いています。何年かのちに比べてみれば画き方に違いがあるのか、進歩したのかが分かるでしょう。絵の具の色数はだんだん少なくなっているのですが、その違いは分からないかもしれません。笹鳴きや人来て褒むる未完の絵          しの...

秋深し

杉並区善福寺川緑地      F6小春日和の善福寺川緑地公園。善福寺川は都市河川のにありがちなコンクリートの護岸。底にわずかに流れる水に冬の水鳥がやってきました。オナガガモやマガモ、ときにはコガモ。頭上にコゲラ、シジュウカラ、エナガが賑やかです。柚の湯にうかと微睡むここちかな         しの...

池にたむろす鳥見人

杉並区・和田堀公園    F6最近になって、イラストレーターとしてやれる、という評を、偶然にも違う人からいただいて、複雑な心境です。イラストは芸術に相違ないし、軽んじてはいません。だが私の感覚では何か違う。暇つぶしの趣味に過ぎなくても、イラストという認識はありませんでいた。森の陽の目に飛び込むや秋の虫         健二寒晴れや男来たりて絵を語る            しの...

松と紅葉

杉並区・太田黒公園      F6どぎつくなってしまいました。逆光の紅葉は肉眼でも眩しかったのです。舟唄に紅葉映して最上川          健二小春日や脇に人きて絵を覗く       しの...

健康優良樹

四谷・迎賓館前      F6樹木の名前はまったく苦手です。幸いにして銘板がありました。モミジバスズカケ。平ったくいうとプラタナス。しかも健康優良樹、これ日本樹木医会の認定。知ってますか?花鳥諷詠の俳句を始めた端っくれ。樹木草花の名前を知らなくて仕事にならんのです。北限の福 来れ蜜柑の筑波山           健二うかうかと三毛欠伸せり小六月           しの...

Appendix

プロフィール

Author:S.Y.Seasonword
よみうりカルチャー恵比寿で花城康雄先生のご指導で修業中。風景淡彩画というよりイラストだと言われることも。蒼花同人。俳号を臣汰と申しますが、まだまだ駆けだし。

カレンダー

11 | 2014/12 | 01
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索フォーム

FC2カウンター