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懐かしい道

杉並区     F6そう、15年ほども経つのです。改築中の仮住まいと駅の間を何度も行き来しました。道標の榎の老木もしっかり画いたというのに、この絵を見ても家人には何処なのかさっぱり分からない。絵が悪いのか、それとも記憶が老木となりしか・・・・払ゐても耳にうるさき秋蚊かな               しの           福岡の方のブログ作品に寄せて飛行機の陰の刈り取る稲田かな         ...

巫女のある風景

中野区      F6目立たない小さな神社です。巫女がいるようには思えません。縁辺に草の花ある鉄路かな               しのふちのべにくさのはなあるてつろかな...

模写模写

ザルツブルグ・・・だそうです       F6雨でスッケチができなければ室内で講義です。今年は雨の日に当たることが多くて、講習内容準備で先生は苦労されたようです。私は画いていればご機嫌という分かりやすい男。このように先生の写真を模写する時間も、棄てたものではありません。秋の蚊に耳そばだてて羅漢像            しの目黒の五百羅漢寺...

季節移ろう

目黒区目黒川に架かる橋より      F6絵に画いた木々の色の変化にはっとしました。描いているときは何も感じなかったのですが、木々は色を深め、葉を落とす支度をしているようです。少し軽くなった体重も秋の味覚でほどなく油断体重に。食欲のたとえば日暮れに焼く秋刀魚         しの...

お堂とお堂

目黒区目黒不動尊にて     F6山門を抜けて本堂に至る男坂をみると、急な石段でひるんでしまいました。近くによって見上げると、木立で隠れていた上方はすぐに開けていて、難なく登れました。ここは男坂の下。夕暮れ時で光が乏しいお堂風景です。人待ちて秋の幾度の窓辺かな          しの...

世間話の階段

目黒区     F6行人坂を下り、目黒川を越えて五百羅漢寺へ向かう道で、ふと目にした階段風景。界隈の奥様方という設定で、勝手にご出演いただきました。井戸端会議ならぬ、階段会議といったところ。世間話に場所は問わないのです。綿雲を間切りつ月の疾きかな日暮るるも待つひとあらづ温め酒             しの...

坂の上の

目黒区・行人坂       F6坂の上はJR目黒駅。下れば雅叙園と目黒川。迷い後の夜店にかせぐ綿の菓子やっと並んだよあれ柿色のあれ         しの...

秋の大祭

杉並区大宮八幡宮    F6昨夜は親友との会食。何度も蒸し返した話題に、尾ひれを足して愉快に調理して、若者向けの脂っぽい料理と一緒くたに、流し込んで夜が更けました。紆余曲折の苦労も迷いも挫折も「今となっては、人生面白い」と親友は叫んで気炎を・・・・そこで一句秋高く竟に人生愉快なり            干し傘を裏に返して秋の風             しの竟に=ついに・今となっては...

祭りの賑わい

杉並区大宮八幡宮     F6普段でも参拝が途絶えることはない神社ですが、祭りでふくらんだ人々でなかなかの賑わい。門を入るとパイプ椅子に座る観客に向かって、能楽堂の笛太鼓が延々と演奏しています。演奏者も観客も眠気を誘うほどの怠惰な音のゆらぎです。射的屋の娘こばかに秋まつり神輿練る舁夫は尻に力こぶみこしねるかきふはしりにちからこぶ...

秋祭り

杉並区大宮八幡宮      F6祭りといえば縁日。境内では各種行事がおごそかに執り行われているはずですが、人々の勿論お目当てはこっちです。いか焼き、焼き鳥、お好み焼きの煙が漂うなかをうろうろして射的や金魚すくいを見物していると、歳寄りでさえ頬がゆるんでしまいます。おしなべて町内古る敬老日お神輿を舁夫の数多秋まつり         しの古る:ふるる  お神輿:おみこし  舁夫:かきふ(担ぐひと)  数...

雲白し

杉並区       F6親の背が種植えさせた鳳仙花            健二何となく一日仕舞ふ良夜かな            しの...

池袋遠望

文京シビックセンター展望室にて    F6スケッチ教室は天候とデング熱を考慮して屋内です。着いた時、外は雨粒が見えるほどの激しい雨。池袋のビル群はかすんで見えませんでした。スケッチブックを開くと視界も開けご覧のとおりです。左はるか下には東京ドームが。翁忌の義仲浮かぶ俳句道           健二藻をおしつ魚うごめく秋の水          しの...

大袈裟な家

世田谷区        F6温暖化季語感ずれて初嵐                    健二木漏れ日や芥に混じる蝉の片翅              しの木漏れ日(こもれび)   芥(あくた・ごみのこと)    蝉の片翅(せみのはね)...

抜け道

世田谷区       F6起伏のある地形の山の住宅街と谷の商業地と駅を結ぶ坂道です。頻繁に人が行き来します。自転車を押して上る人、ブレーキをキキキキ鳴らせて下る人。住民には大切な生活道路のようです。温暖化季語感ずれて初嵐              健二今朝の秋あつかましくも厠より           しの...

直弼殿の猫殿

世田谷区豪徳寺          F6豪徳寺は井伊直弼の菩提寺として知っていましたが、本殿を回り込むと招猫殿と称し、雨を遮る程度のものですが、招き猫を祀っています。井伊直弼が鷹狩の折に・・・・・という猫の由来は途中で興味が失せて読み切れません。せっかちの十分待てぬ雷雨かな          健二包丁を研ぐゆび黒く秋の蝉               しの...

遺跡ともいう住宅

中野区        F6エレベータのない年代物の公営住宅は順次建て直されているようです。ここは順番がまだ回ってこないのでしょう。屋根の句は3日に載せた「下駄は屋根に上る」をからかったものと思われます。靴は画かぬものと見栄を切っておきながら、むざむざ甘言に引っかかりやがって、と。屋根に下駄人にも靴の秋画かな           健二秋の燈やふえて候わがめがね             しの...

人絶える町

世田谷区松原         F6人物がおらず殺風景になりました。人通りはほとんどない町でしたが。デング熱騒ぎが収まるまでは木々の多い日陰で描くのをためらいます。およそ世にデング熱てふ秋の蚊帳ひかりくる先に音ある遠花火...

学生街の昼

世田谷区経堂       F6駅と大学を結ぶ道なのでしょう。若くてはつらつと、前から見ても後ろから見ても、眇めて見ても学生です。まるで生活感がありません。いや、生活の苦労を表に出さないのが若さというものなんでしょうか。秋雨に濡れし封書の張りもなき         しの...

下駄は屋根に上る

調布市深大寺         F6調布ゆかりの漫画家のグッズを売る店の屋根に下駄がひっかかっています。この漫画家にもその作品にも疎いので理由は知りません。門前の様相も変わったものですが、賑やかでいいものです。後脚を頼みの飛蝗池に向く          しの...

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プロフィール

S.Y.Seasonword

Author:S.Y.Seasonword
よみうりカルチャー恵比寿で花城康雄先生のご指導で修業中。蒼花同人

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